定款に記載する「目的」とは何でしょうか?
質問
飲食店を営んでいる40代の男性です。この度、店舗数を増やすため、会社を設立する事になりました。そこで、定款に記載する「目的」について教えて欲しいのですが、「目的」とは、いったいどの様なものなのでしょうか?
答え
会社設立の「目的」定義(適法性、営利性)
「目的」の定義にはいくつか条件があります。
①適法性 会社は法律の下に存在しているため、適用される法律を守り、社会的妥当性を持つ事が重要です。さらに、会社の目的として複数の事業を掲げた時に、個々の事業は適法でも、兼業する事が認められない業種があります。例えば、料理店業などを行うときは、職業紹介業を行うことが出来ません。
②営利性 会社は営利団体なので、会社の目的である事業によって利益を得る必要があります。したがって、「社会福祉への出資」、「政治献金」などは、それによって直接利益を得る可能性が無いため、目的として認められません。
会社設立の「目的」定義(明確性、具体性)
③明確性 会社の目的は、その会社がどの様な営業活動をするものであるかを、第三者がわかる程度に明確にする必要があります。そこで、その目的が、一般常識として定着しているかが問題となります。「広辞苑」などの国語辞典や、「イミダス」などの現代用語辞典に記載されているかどうかが判断基準の1つになります。
④具体性 目的に具体性があるかどうか判断するためには、「日本標準産業分類」を参考にする事ができます。これは、日本の全産業を業種別に大分類、中分類、小分類、細分類の4段階に分類したもので、そのうち、小分類、細分類は業種の内容を具体的に示しているので、この語句を目的として使用する事ができます。
このように、「目的」とは会社が営もうとする事業の範囲をいいます。また、将来営みたい事業も記載することができます。
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